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会社概要
これまで北海道から九州まで全国各地の仏教美術の修復を通して
さまざまなご縁を結ばせていただきました。
すでに仏像だけでも等身大を超えるものから
小指の先ほどのものまで三千体におよびます。
ここに紹介させていただくのはほんの一端にすぎません。

形あるものの宿命として、いつか壊れる時が来ます。仏像とてその例外ではありません。先人たちは「壊れる」ことにあらがわず、むしろ「壊れる」ことを受け入れ、修理することによって再び新たな命をよみがえらせようと考えたのです。仏像には修理をしやすくするために様々な工夫がなされています。解体しやすいよう水に溶ける「にかわ」で部材を接着し、胡粉や土の粉で下地を塗り固めました。また寄せ木造りは痛んだ部材を取り替えることが容易に出来る工夫です。 壊れるのとは少し違いますが、生き直すという意味では私自身にも思い当たります。かつて私は人並みに会社に働き、仕事や生活に追われる毎日を過ごしておりました。しかしいつしか、このままで良いのだろうかと考えるようになり、何の宛なく辞表を出したのが30才を目前にした頃でした。金もコネも技術もない私でしたが、とにかく自分の得心のいく仕事がしたいと念じていたのです。もともと美術関係は私の得意な分野でした。自分の好きな道に入るのですから、とことん頑張って結局何も出来なかったらその時は潔くサラリーマンに戻ろうと覚悟していました。以来二十余年、縁に生かされて今の私が在ります。

 
1952年 名古屋市に生まれる。
1977年 印刷会社に入社。出版物の編集・営業にたずさわる。
1982年 サラリーマン生活に終止符を打ち、仏像修復の道に入る。
1986年 独立。名古屋市千種区に宗教美術工房設立。
2000年 愛知県瀬戸市に工房を移転し現在に至る。

雑木林に囲まれた工房では、都会暮らしで忘れていた季節の移ろいを身近に感じることができます。


 
仏像を中心に仏教美術、文化財の修復および制作を主業務とし、寺院の彩色工事、天井絵、壁画の彩色、修復を手がけています。年間大小合わせ200体あまりの仏像修復を手掛けます。特に彩色仏像や古代色仕上げに高度の技術を保持し、また保存修復についても高い技術を有しています。

代表取締役 蟹江 昇
取引銀行  三菱東京UFJ銀行 柳橋支店 愛知銀行 瀬戸支店
スタッフ  7名


 
昭和61年 宗教美術工房として名古屋市に開業
平成10年 法人化し現在に至る
平成12年 工房を瀬戸市に移転

■ 講習会など 文化財虫害研究所講習会

       
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